4日目

2004年6月25日 過去の遠恋
車の件もあり、15:00頃に華系くんホテルに到着。

それを予想していた私は午前中にホテルの外を探索し、それに飽きて
ホテルに戻ってきてからハウス・キーピングの男の子達と通じない
会話を楽しんた。『ポンジュース』味の(オレンジ)の飴が彼らに好
評だった。

『車を修理工場に持ってたので今日は車が使えないんだ。ゴメン』
『そりゃしょーがないねぇ。そんなに謝らなくってもいいよ。』

だとすると・・・バイクか?

ビンゴ。今日はメットが2つに増えていた。私の分もメットを買って
きてくれたらしい。そして今日は遊園地と港の見学との説明。

昨日の車の故障の埋め合わせか?『昨日のサテはキミに食べさせる
つもりのサテじゃない』と連れてってくれたのは高級レストラン。
周りのお客を見渡してもそれなりの格好の人ばかりで、私達の様な
ラフな格好のがかなり浮いていたように見えた。

サテって串焼きの肉で、昨日食べたのも今日食べたのもあまり変わら
ない(苦笑)甘いタレはほとんど同じ。でも美味しかった。

ランチ後、まずはガルーダインドネシア航空のオフィスに連れてって
もらう。リコンファームのために。もう帰国を考えなきゃならないのは
少しツライ。オフィスは30人以上の人が待っている状態なのに、窓口
は2つ。整理券を取って現在の番号と合わせると・・・40人以上が待
たされている。30分待っても全然番号は進まないので、整理券を取った
まま明日また来ることにする。

オフィスから港へ移動。入り口で入場券らしいものを購入し、中をバイク
で走る。港に横付けしたあまり大きくない船に人の手で材木を運んでい
る光景。港から船まで長くて細い足場の上を器用に多くの人が運んでる。

30分ほどでその港をあとにし、近くにある遊園地に行った。
・・・ここもでかい。小さな日本で動物園も遊園地も小さい場所に数多く
いる風景に慣れていた私にはとても規模の大きいものに思えた。最初だけ。

というのも動物園にしたって過半数の動物は見れなかったし、遊具も
違ったスリルを味わえそうな年代物。毎日レジャー業に携わり、デート
するカップルを見ていた私は羨ましくばっかり思っていたけど。

今、まさにそのお客じゃない(^-^)

それだけでも十分うれしかった。高い場所があまり好きじゃない彼の手を
引き観覧車に乗り、『もしベルトが外れたらどうするの?』と屁理屈を
言う彼の背中を押して3回転するローラーコースターへ。

もう5,6年も『はしゃぐ』行為が出来なくなった私は去年のギリシャ
旅行の時にも

『何だかここ数年、妙に冷めてる自分がつまらないんだよなー』

と考えていた。その時に『楽しそうなコトには何でもトライ!頭で考え
過ぎないようにして楽しく過ごせるようにしなきゃ。』って思ってたのが
今、できている。テンションを上げているんではなく、心から楽しめて
いる。今この状況に、華系くんとのデートに。

それは彼も同じだったように感じる。冷めている=カッコイイ、と勘違い
してる所のある彼は、いっつも冷めたような態度が多かったけど時間が
経つにつれてテンションを上げて『はしゃぐキャラ』を演じるのではなく
心から楽しんでいるように見えた。それはお互いにとってプラスなんだと
思う。

ナイト営業の遊園地で夜遅くまで一緒にはしゃいでいた。暑さもあって
かなり疲れたけど、とっても心地の良い疲れ。

『夜は何食べたい?』
『チャイナフード!!』

2日前に連れて行ってもらった、彼の知り合いの屋台に行った。
相変わらず大通りよりも更に治安の悪そうな、それでいて活気のある裏
通り。チャイナタウン。
ここから一人でホテルに帰れ、と言われたら半泣きしそうなそんな通り。
でも彼の知り合いの作ってくれる料理は上手い。屋台で食べている人の
他にもテイクアウトで自宅に持って帰っている人も多い。
それなりに繁盛してそうな様子が良く分かる。

料理を待っている間に、通りの反対側にある中国のお菓子を売っている
屋台に連れて行かれた。蒸したパンみたいなものが多く、緑や黄色の
色とりどりの綺麗なお菓子が1つづつ袋詰めされたもの。
私は2,3コ選び、華系くんも同じく2,3個選んで購入。

料理が出来たので屋台へ戻る。今日、華系くんが選んでくれた食材は
カニと数種類の野菜。4,5品出てきた料理はどれもおいしく、欲を
言えばここにスープでも付くとサイコ−。

『ありがとうございます』

という日本語が、『いらっしゃいませ』だと思っていたらしい店主は
二度目の今回の食事の後、帰る時に日本語で見送ってくれた。
一緒に写真を撮ったり、華系くん経由で会話をしたりとっても楽しい
食事の時間を提供してくれた彼にバイクの後ろから手を振って別れた。
次回のジャカルタ旅行の時にも、またここに連れてきてもらうんだ。

昼間よりは少し気温が下がったジャカルタ市内をバイクでドライブ。
一人ではない、私を後ろに乗せてのツーリングにとても満足している
感じの彼。その後ろで『おいおい、前の車に近づき過ぎだって。』と
彼の背中を叩きながら、一向に恐怖感が消えない私。
バイクの後ろで恐怖を感じるくらいなら、自分で運転したいよ。と何度
となく思った。

ホテルに戻ると、華系くんは『着替えを取りに帰る』と自宅に戻った。
『そうか、明日は仕事が休みだから今日はホテルに泊まるのか』とその時
初めて知った(笑)

シャワーを浴び、この旅行で初めてドライヤーをかけよう、と変圧器を
通してドライヤーのスイッチを入れた瞬間に・・・変圧器が壊れた。
よく見るとドライヤーのワット数が高過ぎたらしい。
う〜ん、よく見ながら使わないとダメなのね>電化製品

変圧器が壊れたことについて考えてみた。彼が持ってきてくれたPC、
最悪海外専用の携帯も仕方がない、でもデジカメの充電ができないのだけ
は困る。それだけは困る。

華系くんがホテルに戻って、まず変圧器を壊したことを伝える。
『新しいのが明日欲しい。売っている場所に連れてって』
やっぱりチャイナタウン中にある知り合いの機械を扱ったお店があるから
明日行こう、ということで問題解決。

私は2日目の朝に買ってもらったオレンジとチャイナタウンで買って
もらったお菓子を食べながらインドネシア語に翻訳されたアメリカ映画
を見、華系くんは遊園地で撮った私達の画像を見ながらマッタリ過ごした。

お互いにカメラやアングルには少々うるさいので、ここはこの角度のが
良かったね、とか『ボクこの写真すごくブサイクだから削除してもいい?』
『ダメに決まってるじゃん。これも思い出でしょ。』

・・・こーゆー夜が年に2度じゃなく、せめて月に一度くらい持てたら
いいなぁ、なんて思う。単純計算すると私がここに来ることが可能な日数
は年に14日くらい。そのうち華系くんと一緒にいられる時間は10日が
いいトコだろう。寂しいなぁ、こーゆー計算。

夜中に彼の大好きなサッカーの中継が始まった。彼はTVにかじりついている。
応援しているチームがゴールを決めそうになると声を出して観戦。
私は横でボーっと彼を見ている。
英語、インドネシア語まじりのヒートアップした観戦の最中、雑誌を
読んでいた私は彼の言葉に大笑いした。『アイヤ−ーー』

やっぱりチャイニーズなのね(笑)

いつの間にかうたた寝した私は朝方目を覚ましたら、TVをつけたまま
彼も寝ていた。TVを消すついでに華系くんの寝顔を激写してまた寝た。

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